冬季の集客を強化!断熱体感イベントとスマート見学の導入ポイント

冬季の集客を強化!断熱体感イベントとスマート見学の導入ポイント

モデルハウスは、新しい住まいを「体感」できる唯一の手段です。実際に建てられた住宅を見学するため、カタログやネットで「見る」だけでは得られない、空間の心地よさや質感といった感覚を体験できます。
人の感性や好みはさまざまです。天井が高い部屋に開放感を覚える人もいれば、落ち着かないと感じたり、掃除が大変そうだと思う人もいます。こうした点は好みの問題と言えるでしょう。

しかし、断熱性能は好みではなく、実際に体感することで違いがわかり、健康面や経済面といった具体的なメリットに直結します。同じ温度でも寒く感じる人、そうでない人、少し寒いくらいが好きな人、暖かい方が好きな人など個人差はありますが、複数のモデルハウスや断熱工法を比較しながら体感することで、自分にとって納得のいく住まいを選ぶことができます。
そのための最適な場が、モデルハウスなのです。

冬こそ伝わる断熱性能!住宅展示場集客を伸ばす体験イベント4選

モデルハウスは、外観や内観といった見てわかりやすいポイントを話題にしやすい場所ですが、住宅を検討する人にとっては、エネルギーコストも大きな関心事です。エネルギーの話になると、太陽光発電や蓄電池などの追加設備に目が向きがちですが、住宅そのものが持つ断熱性能の影響は非常に大きいものがあります。見た目や最新設備だけではなく、ランニングコストを抑え、快適に長く暮らしてもらうための提案こそ、家づくりを考えている人の心に響くものです。さらに、断熱と健康、そして月々の光熱費の関係を理解してもらえれば、建て替えやリフォームのきっかけにもなり得ます。
そこで、冬だからこそ実施できるモデルハウスへの誘客イベントをご提案します。

最新住まいの断熱性能を体感しよう

各モデルハウスの断熱工法を説明したリーフレットを用意します。簡易な内容であれば、オンデマンド印刷で数千円〜数万円と手軽に制作できます。
そして、「住まポ」を使って実際のモデルハウスを体験してもらいます。体感温度の違いや設備の特徴などを比較しながら見学できるため、ユーザーにとっても住宅会社にとっても大きなメリットがあります。ツアーコンダクターを設け、体験ツアー形式にして回遊してもらう企画も効果的です。

最新住まいの性能クイズ

1999年以前の住宅と現在の断熱基準を比較したとき、月々の光熱費がどの程度変わるのか、断熱不足によるヒートショックなどの健康リスク、住宅会社ごとの工夫などをクイズ形式にまとめ、来場者に配布します。
答えは各モデルハウス内に掲示・説明しながら、楽しみながら断熱性能への理解を深めてもらいます。景品を用意すれば、参加率も上がります。
また、この企画でも「住まポ」を活用すれば、ユーザーは気軽に見学でき、住宅会社側はプッシュ通知でフォローできるため、次回の接触機会づくりに役立ちます。

最新住まいの性能クイズ

断熱性能を左右する「窓」の比較実験

実験は来場者にとって楽しい体験です。中でも窓は断熱性能の違いが最もわかりやすい部材です。
白熱電球を入れたボックスに単層ガラス・複層ガラス・三層ガラスをそれぞれ組み込み、温度の伝わり方の違いを体験してもらいます。窓はリフォームでも比較的簡単に施工しやすいため、リフォーム検討者にも響きます。
さらに、断熱窓リフォームで使える補助金情報を資料として掲示すれば、より高い反応が得られます。

家電の製造年による節電シミュレーション

環境省の「デコ活」サイトでは、家電の製造年をもとに省エネ効果をシミュレーションできます。10年前の家電と現在の家電を比較した省エネ量が一目でわかるため、その事例をパネル展示したり、必要に応じてその場でシミュレーションしたりすることも可能です。
広告などで興味を引いた上で、断熱性能との相乗効果を説明し、モデルハウス体験へ誘導します。この際にも、気軽に見学できる「住まポ」が役立ちます。

家電の製造年による節電シミュレーション

売り込みから体験へ。冬の住宅展示場を進化させる住まポのスマート見学とは

「住宅展示場=売り込みの場」から「暮らしの未来を相談・体感できる場」へ。
新築だけでなく、「住まいをより良くするための総合プラットフォーム」へ進化させることが、今後の展示場活性化の鍵になります。

その変革を支えるツールが「住まポ」です。アプリで見学したいモデルハウスのQRコードを読み込むだけで、ユーザーは気軽に見学をスタートできます。複数のモデルハウスを手軽に回遊できるうえ、資料請求もアプリから簡単に完結します。
一方、住宅会社側はアプリのお知らせ通知を使ってフォローができ、キャンペーン告知やイベント案内、資料請求を通じて来場者を名簿化することも可能になります。

「住まポ」を活用したスマート見学により、ユーザーと住宅会社の接触機会が増え、これまで以上に幅広いニーズを把握しやすくなります。
冬という季節性を活かし、「今しか体験できない価値」をしっかり訴求することで、来場促進につなげていきましょう。

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