選ばれる住宅会社の共通点|購入者データで見る5つの成功要因

家づくりは、人生における一大事業です。だからこそ、住宅の購入を検討しているユーザーは、「どの住宅会社に夢を託すか」という点において、非常に慎重に判断を行います。
近年では、時代の変化とともに住宅会社選びの基準も多様化しています。価格や立地といった従来の要素に加え、デザイン性や性能、アフターサポート、さらには企業としての信頼性や共感できる理念など、重視されるポイントはより広がりを見せています。
本記事では、最新の住宅購入者調査などをもとに、現在のユーザーが住宅会社を選ぶ際に注目しているポイントを整理しました。これらの視点を的確に捉えた提案や接客を行うことで、ユーザーからの信頼獲得、そして選ばれる存在へとつながっていくはずです。
ユーザーが住宅会社選ぶときの5つのポイント
①住宅性能
住宅購入者への調査によると、「住んでからギャップを感じたこと」や「もっと早く知っておきたかったこと」として、断熱性能や遮音性といった住宅性能が挙げられています(2026年3月 株式会社NEXER・エイワハウジング調査)。これは、住宅性能が購入後の後悔ポイントになりやすいことを示しています。
つまり、「後悔ポイントの一つである」という事実は、ユーザーへの有効な説得材料になります。ただし、単に自社の性能を説明するだけでは不十分です。実際に体感してもらい、「この住宅は高性能だ」と納得してもらうことが重要です。そのためには、モデルハウスを“見る場所”ではなく、“性能を体験する場所”として設計・活用する工夫が求められます。

②提案力
住宅会社に求められる提案力とは、単なる間取り提案にとどまりません。ユーザーのライフプランや将来設計を踏まえ、「これからどのように暮らしていくか」という視点まで含めた総合的な提案が重要です。
株式会社くふう住まいの調査によると、「自分たちの暮らしに最適化された住まい」を求めるニーズは非常に高く、ミドルコスト層の61.9%が重視するポイントとして挙げています(PR TIMES 2026年3月25日)。
「どの要素もバランスよく優れている」という提案ではなく、「あなたにとっての最適解はこれです」と言い切れる個別最適化の提案こそが、ユーザーに響きます。画一的な商品提案ではなく、ユーザー一人ひとりに寄り添った提案が評価される時代です。

③営業担当者
新建ハウジングニュース(ハウスクローバー調査)によると、住宅購入前にはそれほど重視されていなかった「担当者」という要素が、購入後には85%もの人が「影響があった」と回答しています。
これは、営業担当者の存在が顧客満足度に大きく関わることを示しています。担当者の印象が良ければ、企業全体のイメージ向上につながり、紹介やリピートにもつながります。
従来の「営業トークが上手い人」というイメージから、現在は「意思決定を支援するコンサルタント型」の営業担当者が求められています。ユーザーの意向を正しく理解し、メリット・デメリットを誠実に伝えながら、最適な選択を一緒に導く姿勢が、「この人に任せたい」という信頼につながります。
④地域密着性
株式会社西尾建設の調査によると、戸建住宅購入者の58.8%が地元の住宅会社を選択しています(PR TIMES 2024年9月18日)。
その理由としては、地域の気候や風土に適した設計、土地に関する知識、そして建築後の迅速なアフター対応などが挙げられます。大手企業のブランド力よりも、「地域をよく理解している安心感」を重視する傾向が見られます。長く地域に根ざしているという事実そのものが、信頼の裏付けとなるのです。

⑤情報発信力
国土交通省「住宅市場動向調査」によると、住宅取得者の80.4%が情報収集にインターネットを活用しています。また、SNSや口コミを参考にする人も60%以上にのぼります。
現代のユーザーは、多くの情報を比較検討したうえで納得して意思決定を行います。裏を返せば、情報発信が不足している企業は、検討対象にすら入らない可能性があるということです。
重要なのは、自社の魅力を積極的に発信し、ユーザーとの接点を生み出すことです。モデルハウスでの体験を軸にしながら、その価値をSNSや各種媒体で発信することで、「体感」と「情報」を結びつけ、より強い訴求につなげることができます。

これからの住宅営業とは
自社住宅の魅力を体感してもらい、営業担当者との接点を創出できるモデルハウスは、ユーザー獲得において欠かせない存在です。しかし一方で、「見学すると営業されそう」といった心理的ハードルから、モデルハウス見学に抵抗を感じるユーザーが一定数いるのも事実です。
こうした相反する課題を解決する手段として注目されているのが、「住まポ」を活用したスマート見学です。ユーザーは住まポのホームページから見学可能なモデルハウスを検索し、気軽に予約・見学を行うことができます。実際に住宅会社を体感したうえで、資料請求やイベント情報の取得、オープンハウスへの参加へとスムーズにつなげることが可能です。
これは、現代のユーザー志向に適した「新しい接点のつくり方」と言えるでしょう。
さらに、住まポの見学後アンケートを活用することで、モデルハウスの評価だけでなく、営業担当者に対する率直なフィードバックも取得できます。これにより、接客品質の向上や営業改善につなげることが可能です。また、気軽に見学できる仕組みによって、これまで接点を持ちにくかった層や、新築以外の検討層の動向データも収集でき、マーケティングの幅を広げることにも寄与します。
「住まポ」は、ユーザーにとっては住まいづくりの入り口として利用しやすく、住宅会社にとっては顧客接点の創出とデータ活用を同時に実現できる有効なツールです。DX推進の第一歩としても、低コストで導入しやすく、社内での情報共有やフォロー体制の構築にも役立ちます。これからの住宅営業において、こうした仕組みの活用はますます重要になっていくでしょう。ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
