2025.1.22

【持続可能性へのシフト】総合住宅展示場の新しい役割と展望

総合住宅展示場

これからの住宅市場は建築価格や土地価格の上昇、空き家増加などが原因となり新築のみならず、中古住宅のリフォームやリノベーションなど今まで以上に様々な選択肢が増えてきます。総合住宅展示場は、今まで新築住宅検討者の為の色合いが強かったですが、これからはあらゆる住まいづくりのニーズにワンストップで対応できる場所としての役割が求められてきます。

新しい暮らしへのモチベーションを高める場所

モデルハウスを見学すると、「こんな間取りがいいな」「こんな設備が欲しいな」と考え、これからの生活をイメージできます。そして、「こんな家に住みたい」「こんな風にリフォームしたい」と思うようになります。特に、現実のモデルハウスは、ウェブ上で見るのとは違い、素材の感触や実際の体感を通じて、より納得できる点が多いです。

例えば、「家事室を設けると、こんなふうに使えます」「エアコン1台で全館空調を行っており、こんな温度で過ごせます」といった体感や、Low-Eガラスや複層ガラスの遮熱性を実際に感じること、床暖房の暖かさを体験することなど、現実のモデルハウスでなければ得られない体験が多くあります。これらの体感が、家づくりのモチベーション向上へつながります。

気軽に相談できる場所

住まいづくりに関する悩みは様々です。建物を建てるだけでなく、建て替えるか住み替えるかで悩んだり、実家の相続や処分で誰に相談して良いかわからないことも多いです。これからの総合住宅展示場では、そうした悩みに応じる相談会の実施も有効だと考えられます。これまで相談会は参加者が少ないことがありましたが、具体的な相談例を挙げることで、「リフォームか住み替えどちらが良いか」「実家の処分はどうすれば良いか」といった質問に対する、相談できる場所としての位置づけを築いていきます。

比較できる場所

本来の総合住宅展示場の役割は、多くのモデルハウスを見学し、比較することで自分に合った住宅会社や営業担当者と出会うことにあります。全体を何となく見るのではなく、キッチンや子供部屋などの特定のテーマを絞って比較すると、印象がより明確になりますので、テーマごとのイベントを設定するのも良いでしょう。

展示場は、時間があるときに何度でも足を運んで見学してもらえる場所です。さまざまな場所を見学し、自分に合ったものを少しずつ選び、家づくりを進めていただくことが望ましいです。

地域のコミュニティと連動する場所

例えば、子育てサークルとのイベントや見学会を実施し、これから家を建てる世代にモデルハウスを体験してもらいます。また、見学の様子をSNSで発信したり、見学後の座談会で子育て世代の理想の家について話してもらうことも効果的です。建て替え時期に入った住宅地をターゲットに、建て替え・住み替え相談会やリフォーム見学会を開催するのも良いでしょう。

未来の住まいづくりを支える!『住まポ』が切り拓く新時代

これからの総合住宅展示場は様々な住まいづくりニーズに応えるワンストップの場所であり、気軽に見学したり相談できる場所となります。そのために抵抗なく見学でき、検討の進み方により簡単に資料請求や分譲地情報等が得られるシステムが必要になります。

それが実現できるのがモデルハウス見学アプリ「住まポ」です。見学者はモデルハウスに設置したQRコードを読み込むだけなので、1組当たりの見学棟数が増え、延べ見学者数が増加します。出展社との接触機会が増え、プッシュ通知でフォローしたり、資料請求や問合せにつながります。

総合住宅展示場は、全ての人にとっての住まいづくりの支援拠点として、今後も進化を続けるでしょう。是非「住まポ」アプリを活用して、効率的に見学や相談を行ってください。