実は家づくりを始める人の6割近くが情報収集に住宅展示場を利用していますが、中古住宅やリフォームを検討している人の来場はごくわずか。しかし、住宅展示場には「住まいづくり」に役立つヒントが満載です。新築に限らず、中古購入やリノベーションを考えている人にとっても、展示場は理想の暮らし方を探すための貴重な情報源です。この記事では、住宅展示場をもっと賢く活用するための見学のコツや考え方を解説します。
中古住宅やリフォームにも!住宅展示場の賢い見学術
家づくりをする方の約6割が、住宅展示場を情報源として利用しているというデータがあります。

しかし、展示場に実際に来場している方の建築計画を見ると、圧倒的に新築や建て替えを検討している人が多いのが現状です。

住宅金融公庫の「フラット35利用者調査」によると、全体の約3割が中古住宅の購入にこの制度を利用しています。さらにその中古住宅購入者のうち、約7割がリフォームを検討しているというデータがあります。
それにもかかわらず、住宅展示場への来場者のうち、リフォームを目的とした人の割合はわずか6.9%にとどまっています。これは、住宅展示場が「新築を検討する人のための場所」だというイメージが根強いためと考えられます。
確かに、モデルハウスの多くは新築をターゲットにしていますが、実際には新築だけでなく、中古住宅のリフォームやリノベーションにも対応できる住宅会社も少なくありません。住宅展示場は、住まいづくり全般に関する情報を得るための総合的な情報源であるべき場所なのです。
しかし、現在の住宅展示場は、まるで「車を買うためにカーディーラーに行く」ような感覚で訪れてしまう人が多いのかもしれません。けれども、「住まい」は「車」とは異なり、完成品を買うだけのものではありません。デザインや素材、設備などを比較し、自分らしい暮らし方を実現するために、時間をかけて「住まい」をつくり上げていくものです。
人それぞれに理想の暮らし方があるからこそ、新築に限らず、中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションする、あるいは住み替えるといった多様な選択肢が生まれてきます。
その「最適解」を見つけるために大切なのは、いろいろな住まいを見て、いろいろな話を聞き、自分の暮らし方をしっかりと見つめ直すことです。
【暮らしの最適解】モデルハウスで見つける住まいのヒント
モデルハウスをいくつか見て回ると、「あれもいいな」「これも素敵だな」と、つい目移りしてしまうことがあります。しかし、それらが本当に自分の暮らしに必要なものなのか、自分にとって暮らしやすい住まいに繋がるのかを、冷静に考えることが大切です。
見た目が良い、なんとなく“イイ感じ”という印象だけで判断せず、実際に体感できるモデルハウスで、自分が暮らす姿を想像してみましょう。モデルハウスには、住宅会社が工夫を凝らした多様なアイディアや提案が盛り込まれています。それらをヒントにしながら、自分にとっての「暮らしの最適解」を見つけていくのです。
たとえば、「たっぷり収納が欲しい」と漠然と考えるのではなく、自分が何を・どのくらいの期間・どう収納したいのかを具体的に考えてみましょう。
- ・子どもとの思い出の品 → 長期間保存
- ・季節用品 → 中期的保存
- ・食品のストックや日用品、衣類 → 短期的保存

このように整理することで、必要な保管場所や方法、そして収納スペースのボリュームが自然と見えてきます。
こうした発想は、リフォームやリノベーションを検討する際にも非常に有効です。現在住んでいる家や購入予定の中古住宅に収納への不満がある場合は、具体的に理想の収納の形をイメージしながら、モデルハウスを参考にすると良いでしょう。
モデルハウスには、以下のような収納の工夫が見られます。
- ・スキップフロアを活用した収納
- ・屋根裏やロフトの空間活用
- ・土間収納や仕切り壁の使い方

こうしたアイディアを実際に見て・体感して、自分の暮らしにどう取り入れられるかを検討してみてください。
ぜひ、さまざまなモデルハウスを見学しながら、情報をじっくり集めて体感し、「納得できる家づくり」への第一歩を踏み出してみましょう。
【住まポで簡単見学】モデルハウスがもっと身近に
「モデルハウスの見学って、新築を考えている人しか行っちゃいけない気がする…」
そう思って、見学をためらっていませんか?
でも実は、住まいづくりの具体的なプランがまだ決まっていない方や、「中古住宅+リフォームを検討中」という方にもぴったりな、新しいモデルハウス見学のスタイルが登場しています。それが、「住まポ」です。
「住まポ」は、気軽に・簡単にモデルハウスを見学できる便利なスマートフォンアプリです。
使い方はとてもシンプル。住所や氏名などの個人情報を入力する必要はありません。見学したいモデルハウスの入り口に設置されたQRコードを、スマホで読み取るだけのワンアクションで見学がスタートできます。
その後、気になった住宅会社があれば、アプリ上から簡単に資料請求や問い合わせが可能。しつこい営業を避けつつ、必要な情報だけを自分のペースで集められるのも大きな魅力です。
たとえ今、明確なプランが決まっていなくても大丈夫です。住まいづくりは、「自分の理想の暮らし方を探すところ」から始まります。
まずは「住まポ」を使って、気軽に多くのモデルハウスを見学し、設備・デザイン・アイディア・空間の使い方などを体感してみましょう。
営業担当者と直接話すことで得られる知識や、比較から見えてくる違いなど、自分の「住まい観」が少しずつ育っていきます。
十分な情報と経験を積み重ねた上で、土地の状況、予算、家族構成や将来設計などを踏まえながら、新築か中古住宅+リフォームか、あるいは今の住まいからの住み替えか、自分にとってベストな選択をじっくり考えてみましょう。
住宅展示場は、もっと自由に、もっと気軽に活用して良い場所です。「住まポ」を使って、理想の住まいづくりへの一歩を踏み出してみませんか?
出典:住宅展示場協議会「総合住宅展示場来場者アンケート 2024調査報告書」
※詳細は原文を参照
http://www.jutenkyo.com/enquete_24/index.html