年内に家を建てる方や、来春に向けて計画している方が家づくりに動き始める時期になりました。住まいづくりにはさまざまな言葉や新しいワードが登場し、「それって何?」と思うことも多いのではないでしょうか。今回は、これから話題になりそうなキーワードを分かりやすく解説していきます。
GX志向型住宅
これまでZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や長期優良住宅という言葉は、よく耳にされてきたのではないでしょうか。2026年に向けて、さらに注目されてくるのがGX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅です。
GX志向型住宅は、2025年から新たに示された住宅の基準で、ZEHや長期優良住宅よりもさらに高い性能が求められます。その分、利用できる補助金額も大きくなるのが特徴です。主な内容は以下の表にまとめています。
| 項目 | 断熱性能 | 1次エネルギー削減率 | 1次エネルギー消費量率 | HEMS導入 | 子育てグリーン住宅支援補助金額(2025年) |
|---|---|---|---|---|---|
| GX志向型住宅 | 等級6以上 | 35%以上 | 100%以上 | 必須 | 最大160万円 |
| ZEH | 等級5以上等 | 20%以上 | 100%以上 | 任意 | 最大40万円 |
| 長期優良住宅 | 等級5以上等 | 20%以上 | なし | 任意 | 最大80万円 |
| 省エネ基準適合住宅 | 等級4以上等 | なし | なし | 任意 | なし |
建材や工法の進化により、より高性能な住宅の建築が可能となり、それに伴い基準も変わってきています。気候の変動や様々な災害にも対応でき、安心快適に暮らせる住まいが標準となってきます。ただし、その性能を発揮する為にはきちんとした施工が必要なのは言うまでもありません。施工精度がこれからの住宅会社選びのひとつの指標になることでしょう。
太陽光発電設置義務化
2025年から、東京都や川崎市など一部の自治体では、新築住宅への太陽光発電設備の設置が義務化されました。住宅価格の上昇につながるのではないかと懸念する声もありますが、それに合わせて補助金制度も用意されています。発電した電力による電気代の削減効果を考えると、義務化によるデメリットは大きくないと考えられます。
近年は燃料価格が不安定で、エネルギー価格がいつ高騰してもおかしくない状況です。そうした中で、太陽光発電によって家庭の電力の一部をまかなえることは、ユーザーにとって大きなメリットになるでしょう。
自治体にとっても、カーボンニュートラル政策の推進や将来的な電力インフラへの負担軽減につながることから、今後は新築住宅への設置義務化を導入する自治体が増えていく可能性があります。住宅を建てる際には、建築計画とあわせて自治体の条例や制度についても確認しておくことが大切です。
ペロブスカイト太陽電池
ペロブスカイト太陽電池は、2026年にすぐ実用化されるかどうかはまだ不透明ですが、これまでの太陽光パネルと比べて約1/10の軽さで、フィルム状のためガラス面や壁面などにも設置できる新しい発電技術です。また、低照度でも発電効率が高いという特徴があります。
まだ開発段階にあり、耐久性など解決すべき課題も残されていますが、製造コストの低さなどから将来性の高い技術として大きな期待が寄せられています。

太陽光発電は、2010年頃には1戸あたり約3kWの設備で、1kWあたり約60万円程度の費用が平均とされていました。しかし2025年頃には、1戸あたり約5kWで1kWあたり約26万円程度が平均とされており、技術革新によって発電量は増え、コストは大きく下がっています。
このように進化を続けてきた太陽光発電技術をさらに発展させる可能性を持つペロブスカイト太陽電池は、これから家庭のエネルギーを考えるうえで覚えておきたいキーワードの一つです。ただし、太陽光発電は地域の環境や気候条件によって発電量が左右されるという特性があります。どの住宅にも万能というわけではないため、設置を検討する際には地域条件も含めて考えることが大切です。
セカンド冷凍庫
今ではお寿司までも冷凍食品で楽しめる時代になりました。冷凍食品は素材だけでなく、名店の味を再現した商品なども登場し、その品質は年々向上しています。さらに、ふるさと納税の返礼品やネットショッピングの普及によって、冷凍食品を自宅で楽しむ機会も増えてきました。そのため、これまでの冷蔵庫の冷凍室だけでは容量が足りないケースも多くなっています。
こうした背景から、キッチンやパントリーに「セカンド冷凍庫」を設置する家庭も増えてきています。家づくりの際には、設置スペースの確保だけでなく、使いやすい動線やコンセントの配置についてもあらかじめ検討しておくとよいでしょう。

衣類ケア家電
スマートクローゼットやスチームクローゼットと呼ばれる、衣類の除菌や消臭、しわ伸ばしなどができる家電が注目されています。
近年は花粉の飛散量が年々増え、花粉症の患者も増加傾向にあります。そうした背景から、外で付着した花粉を家の中に持ち込まないための「衣類ケア家電」が、これからの生活の必需品になりつつあります。帰宅後に上着を入れておくだけで、花粉や外食のにおいを落とし、家の中の快適さを保つことができます。こうした家電は玄関付近に設置するケースが多いため、設置スペースの確保や電源の配置をあらかじめ考えておくことが大切です。これからは、玄関まわりの空間の使い方も変わっていくかもしれません。

宅配ボックス
宅配ボックスという言葉自体はすでに広く知られていますが、これからのマイホームには欠かせない設備の一つになるでしょう。運送業界の変化により置き配が一般的になりつつあり、防犯やトラブル防止の観点からも宅配ボックスの重要性は高まっています。
容量や施錠方法、管理方法などさまざまなタイプがあるため、事前にしっかり調べて自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。設置場所も、玄関ドアの近くや門柱などアプローチ周辺などさまざまな選択肢があります。使いやすい動線や雨風への対策も考慮しながら、設置場所を検討してみましょう。

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