住宅会社の新しい形|「売る家づくり」から「伴走する家づくり」へ

住宅会社の新しい形|「売る家づくり」から「伴走する家づくり」へ

住宅業界は今、大きな転換期を迎えています。住宅価格の高騰や建築資材・人件費の上昇、少子化による新築住宅市場の縮小に加え、お客様の情報収集や住宅会社の選び方も大きく変化しています。かつては住宅展示場へ足を運び、営業担当者から説明を受け、数社を比較して契約するという流れが一般的でした。しかし現在は、SNSやYouTube、口コミサイトなどを使って事前に情報を集め、ある程度候補を絞ってからモデルハウスを見学するお客様が増えています。

住宅会社には、単に「住宅展示場へ来てもらう」だけでなく、選ばれるきっかけをつくり、契約後もお客様の満足度を高め続けることが求められています。これからの住宅会社は、集客・見学・契約・建築・引き渡しをそれぞれ独立した業務として捉えるのではなく、一つの「家づくり体験」として設計することが大切です。

今回は、その流れを支えるサービスとして「ペガサスハウジング」「住まポ」「タテタラ」を活用した、新しい住まいづくりの形をご紹介します。

住宅会社に求められるのは、契約前から引き渡しまでの顧客体験

お客様にとって、住宅会社のSNSを初めて見た瞬間から、モデルハウス見学、比較検討、契約、打ち合わせ、施工、引き渡しまでのすべてが、一つの家づくり体験です。しかし住宅会社では、集客は広告・営業推進担当、モデルハウスはアドバイザーや営業担当、契約後はコーディネーター、施工現場は工務担当というように、業務や担当者が分かれていることも少なくありません。

担当する部署が変わっても、お客様との関係や情報が途切れず、次の段階へスムーズにつながる仕組みが必要です。ここからは、家づくりの流れを3つの段階に分け、それぞれの課題と解決につながるサービスを見ていきましょう。

第1段階|住宅会社のSNS集客でお客様との接点をつくる

「ペガサスハウジング」で家づくりへの興味を育てる

現在、多くの住宅会社や工務店がSNSを活用しています。一方で、投稿内容がイベントや完成見学会のお知らせに偏り、ユーザーとの接点が単発で終わってしまうケースもあります。

これからの住宅会社の集客では、一方的に売り込むのではなく、「住まいについて学べる」「自分たちの暮らしを想像できる」と感じてもらえる情報を継続的に発信することが重要です。

住宅会社のSNS集客でお客様との接点をつくる

工務店特化型のInstagram運用ツール「ペガサスハウジング」は、住宅会社がSNSやWebを通じてお客様との接点を増やし、「この会社の家を見てみたい」と思ってもらうきっかけづくりを支援します。家は、すぐに購入を決めるような商品ではありません。だからこそ、住宅会社の考え方や家づくりへの想いを継続的に発信し、将来のお客様との関係を少しずつ育てることが大切です。

第2段階|モデルハウス見学のハードルを下げる

「住まポ」で気軽に見学・比較できる体験をつくる

SNSを通じて住宅会社に興味を持ったお客様が次に考えるのは、「実際にモデルハウスを見てみたい」ということです。しかし、モデルハウス見学に対して「住宅展示場へ行くと、強く営業されそう」と不安を感じる方もいます。この心理的なハードルによって、見学をためらう潜在顧客も少なくありません。

モデルハウス見学アプリ「住まポ」は、こうした不安を減らし、お客様が気軽に見学できる環境をつくるサービスです。QRコードを読み込んで受付を済ませ、自分たちのペースでモデルハウスを見学できます。見学後は、気になった住宅会社にだけ資料請求や問い合わせができるため、お客様は自分の意思で比較・検討を進められます。住宅会社にとっても、興味を持ったお客様と無理なく接点をつくれることがメリットです。

見学後のフォローとデータ活用にもつなげられる

住まポは、モデルハウスの受付だけを目的としたシステムではありません。見学後の資料請求を促したり、プッシュ通知で住まいづくりへの関心を保ったりすることで、見込み客との継続的な接点づくりに活用できます。

さらに、見学後のアンケートやモデルハウスの見学履歴などの行動データを、住宅営業やマーケティングに役立つDXデータとして活用することも可能です。営業活動を効率化しながら、お客様にとってストレスの少ないモデルハウス見学を実現します。

第3段階|契約後の情報共有をスムーズにする

「タテタラ」で「売って終わり」の家づくりをなくす

住宅会社にとって、契約はゴールではなく、お客様との本格的な家づくりが始まるスタート地点です。

契約後には、次のように多くの工程があります。

  1. 打ち合わせ
  2. 仕様決め
  3. 図面確認
  4. 工事の進捗確認
  5. 各種申請
  6. 住宅ローンの手続き
  7. 設備選定

営業・設計・コーディネーター・現場監督など、関わる担当者が増えるほど、情報共有の行き違いや確認漏れが起こりやすくなります。

例えば、次のようなトラブルです。

  • 営業担当者に伝えた仕様変更が、設計図に反映されていない
  • オプションの追加料金が明確に提示されていない
  • 現場を確認したところ、手元の設計図と異なる部分があった

こうした伝達ミスや「言った・言わない」の問題は、住宅会社への信頼やお客様の満足度を低下させる原因になりかねません。家づくりグループウェア「タテタラ」は、施主・営業・設計・現場監督など、家づくりに関わる全員が一つのチームとして情報を共有するためのサービスです。

打ち合わせ内容、図面、写真、工事の進捗、スケジュールなどを一元管理し、追加オプションも総額へ反映することで、お客様と住宅会社の双方が情報を確認しながら家づくりを進められます。家づくりの過程や思い出も記録として残るため、安心感だけでなく、お客様満足度の向上にもつながります。

契約後の情報共有をスムーズに

住宅会社の業務を「点」ではなく「線」でつなぐ

SNSで住宅会社を知り、モデルハウスを見学し、複数の会社を比較して契約する。その後、担当者と打ち合わせを重ね、完成した家で新しい暮らしを始める。お客様にとっては、この一連の流れすべてが「家づくり」です。

「ペガサスハウジング」で興味を育て、「住まポ」で見学と比較のハードルを下げ、「タテタラ」で契約後の家づくりを支える。この3つの段階がスムーズにつながるほど、お客様は安心して住まいづくりを進めやすくなります。住宅会社側でも、集客・営業・設計・施工といった各業務を一つの線として捉えることで、お客様との関係を継続しやすくなり、業務の効率化や顧客満足度の向上につなげられます。

選ばれる住宅会社になるために必要な価値とは

住宅会社が提供する価値は、完成した「家」だけではありません。

  • 家づくりの過程を楽しめること
  • 不安を抑えながら住宅会社を比較・検討できること
  • 契約後の仕様変更や確認をスムーズに行えること
  • 完成後も「この会社で建ててよかった」と感じられること

こうした体験のすべてが、これからの住宅会社の価値になります。

人口減少や新築市場の縮小が進むなか、選ばれる住宅会社になるには、商品力だけでなく、お客様との接点のつくり方や関係性を進化させることが欠かせません。

また、SNSやデジタルサービスを日常的に利用する世代が住宅購入を検討するなか、情報収集から契約後までデジタルで分かりやすくつながる仕組みの重要性は、今後さらに高まると考えられます。分かりにくく感じられがちな家づくりの過程を、安心して楽しめる体験へと変えていくこと。それが、「売る家づくり」から「伴走する家づくり」へ進むためのポイントです。

伴走する家づくり

住まポは住宅会社のさまざまなサービスと連携していきます

今回ご紹介した「ペガサスハウジング」と「タテタラ」には、研修補助金事業を活用した導入プランがあります。

住まポへお問い合わせいただければ、各サービスや導入プランについてご案内します。ご興味のある住宅会社様は、ぜひ住まポのお問い合わせフォームからご連絡ください。

この記事を書いた人

古谷 武道

住宅づくりやリフォームについてお気軽にご相談ください。

古谷 武道 Takemichi Furuya

1961年生まれ。山形大学卒業後、建材会社へ就職。その後、広告会社に勤務し、広告営業及び制作を行う。総合住宅展示場の開発、運営に30年以上にわたり携わり、郡山北総合住宅公園川口ハウジングギャラリーなど多くの総合住宅展示場の開設を手掛け、2021年11月に定年退職を機に株式会社フルビズを設立。代表取締役に就任。
現在は、住宅を建てたい方やリフォームを検討されている方に向けて、長年の経験を活かし、コラム記事やSNSなどを通じた情報発信を行っている。 また、住宅展示場をより来場しやすい環境にするため、「住まポ」サービスの全国展開に誠意邁進している。

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